防犯コラム

ネットの隠語(麻薬取引編)

bohan.mom

上記の写真、なぜ野菜?と疑問に思った方もいるでしょう。インターネット上でいう「野菜」には、大麻という意味が隠れているのです。
ネット上には、一見なんてことない言葉でも、「実は危険な隠語」として使われていることがよくあります。子育て中のかたなら、子どものインターネットの履歴に危険な隠語があったとき、大人が意味を知らなければ、犯罪の予兆にも気づくことができません。

最近では、麻薬の取引はテレグラムを利用することが増えてきています。テレグラムは秘匿性の高いメッセージアプリで、令和元年以降多くの凶悪事件の実行犯で9割以上がこのテレグラムで連絡を取り合っていたデータもあります。テレグラムが一概に悪いとはいえませんが、もし子どもがそのようなアプリを使っていたら、注意しておきましょう。
今回は、インターネットを利用するうえで知っておきたい「実は危険な隠語」のうち、特に麻薬取引に関係する用語をいくつかご紹介します。

麻薬取引で使われる危険な隠語

【大麻】
野菜・マリファナ・ハシシ・ジョイント・グラス・🥦(ブロッコリーの絵文字)

【大麻リキッド】
🍯(ハチミツの絵文字)

【覚醒剤】
アイス・スピード・エス・ラッシュ・アッパー・❄️(雪の結晶の絵文字)・🍧(氷の絵文字)

【手渡し】
手押し

【MDMA】
E・エクスタシー・×・エックス・罰・バツ・タマ

【コカイン】
チャリ・👃(鼻の絵文字)・C・コーク・ホワイト・スノウ

【幻覚剤・LSD】
虹・🌈(虹の絵文字)・紙

【麻薬】
薬局

【15,000円】
🍓(いちごの絵文字)

【10,000円】
10K

【LINEのID】
🟩(緑の絵文字)のあとに英数字の羅列 例:🟩1234ABCD

実際の例

上記は実際にXに投稿された麻薬販売の隠語です。

絵文字は大麻やコカインなどを表し、数字は価格をさしています。

ABOUT ME
かな
かな
元埼玉県警察官
小学生と幼稚園児の3人を育てる肝っ玉母ちゃん。
警察庁外国語技能検定の北京語上級。交番勤務時代には少年補導や保護者指導を経験。留置場の看守や刑事課での初動捜査ののち、県警本部で外国人の犯罪捜査に従事。
現在は企業や自治体の防犯セミナーに登壇。好きな音楽はGLAY、強火のオタクです。
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