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SNSにあふれる「闇バイトの募集」

闇っぽい場所、スマホ
bohan.mom

一見魅力的に見える投稿ほど要注意

近年、SNSで目にする「闇バイト」の募集投稿には、特に注意が必要です。これらの投稿は一見魅力的に見えることが多く、高額な報酬や簡単な作業をうたっていますが、裏には多くの危険が潜んでいます。

投稿者の信頼性を確認しよう

アカウントの作成日やフォロワー数、過去の投稿内容をチェックし、怪しいアカウントでないかを見極めましょう。特に、急に作成されたアカウントやフォロワーが少ない場合は注意が必要です。少しでもおかしいな?と思ったら、詐欺の可能性が高いと考えてもよいでしょう。

次に、高額な報酬には警戒が必要です。「簡単な作業で高収入」といった文言は、危険な活動への誘いであることが多いのです。具体的な仕事内容が不明瞭な場合、または緊急性を煽るような文言が使われている場合は特に注意しましょう。このような誘いは、通常の労働市場では考えられない内容です。

また、匿名性の高いコミュニケーション手段も危険です。SNSでは、顔を合わせずに連絡を取り合うため、相手の正体がわからず、心理的な抵抗が薄れがちです。信頼できる人や組織を介さずにやり取りを行うことは避けましょう。

さらに、個人情報の取り扱いには細心の注意を払いましょう。連絡手段としてプライベートなアカウントを強要されたり、個人情報を求められたりする場合は、即座に断るべきです。悪質な業者は、個人情報を利用してさらなる詐欺を働く可能性があります。凶悪犯罪でよく使われる「テレグラム」の使用を強要された場合は、使用の判断を慎重にしましょう。

迷ったら誰かに相談する!第三者の意見を聞こう

日頃から友人や家族とのコミュニケーションが重要です。自分が興味を持った案件について、周囲の人々と話し合うことで、冷静な判断ができることがあります。大人たちの経験や意見を聞くことで、自分が見落としている危険に気付くこともあります。

「闇バイト」は身近な問題であり、特に若者にとっては深刻なリスクを伴います。常に疑問を持ち、情報をよく確認する姿勢を持つことで、危険を回避できるでしょう。自分や周囲の人々の安全を最優先に考え、慎重に行動することが求められます。

ABOUT ME
かな
かな
元埼玉県警察官
小学生と幼稚園児の3人を育てる肝っ玉母ちゃん。
警察庁外国語技能検定の北京語上級。交番勤務時代には少年補導や保護者指導を経験。留置場の看守や刑事課での初動捜査ののち、県警本部で外国人の犯罪捜査に従事。
現在は企業や自治体の防犯セミナーに登壇。好きな音楽はGLAY、強火のオタクです。
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