SNS・ネット関連

思春期の子どもが闇バイトに手を出さないために

悲しんでいる学生
bohan.mom

子どもが闇バイトに関与する現状が、社会問題になっています

思春期の子どもは、自立心が芽生え、親とのコミュニケーションが難しくなる時期です。何でも話してくれるわけではなく、悩みや不安を抱えている場合、さらに距離が生まれることがあります。親がコミュニケーション方法を工夫して接してみましょう。

思春期の子どもは、少しでも多くの会話を心がけましょう。子どもからちょっとした暴言(ババアなど)を言われても、かわいいなと思える心の余裕も欲しいですね。できるだけ、なごやかな雰囲気を作り、特定の質問をするのではなく、自然な会話を心掛けてみてください。例えば、食事の際や一緒に出かけるときに、最近の学校生活や友人について話を振ると良いでしょう。少しでも子どもが話しやすい環境を整え、心の内を明かしやすい雰囲気にしてみてください。

インターネットやSNSに注意

子どもたちはネットの情報や友人の影響を受けやすく、そこでのコミュニケーションが闇バイトの勧誘につながることもあります。「ここで断ったら嫌味を言われる」、「仲間はずれにされる」といった不安から、勧誘を受け入れてしまうことがあります。子どもがどのようなサイトを利用しているかを理解するために、インターネットを使う時間を設けたり、利用ルールを一緒に決めましょう。

子どもの金銭感覚

子どもが安易に闇バイトに手を出さないために、家庭で金銭管理について考えてみましょう。金銭の価値や働くことの意味をいちど話し合ってみてください。家庭が経済的に困窮している場合、おこづかいが少なく、子どもが早くお金を得たいという衝動に駆られることがあります。合法的な働き方よりも、短期で稼げる闇バイトに目が向きやすくなります。

ためらわずに専門機関に相談を

子どもが何か問題を抱えている場合、早めに専門機関に相談してください。学校や地域の相談窓口、心理的サポートを提供する機関など、さまざまな窓口が存在します。早期に認知すれば、手遅れになる前に子どもを危険から守れます。

相談先は、地域の子ども相談センター、学校やスクールカウンセラー、警察署、NPOや支援団体などがあるので検索してみましょう

親として、子どもが健全に成長できる環境を整えるためには、コミュニケーションの工夫、監視、教育、そして専門機関との連携が大切です。「あれ?様子がおかしい」と少しでも予兆があれば、早めに相談することをおすすめします。

ABOUT ME
かな
かな
元埼玉県警察官
小学生と幼稚園児の3人を育てる肝っ玉母ちゃん。
警察庁外国語技能検定の北京語上級。交番勤務時代には少年補導や保護者指導を経験。留置場の看守や刑事課での初動捜査ののち、県警本部で外国人の犯罪捜査に従事。
現在は企業や自治体の防犯セミナーに登壇。好きな音楽はGLAY、強火のオタクです。
記事URLをコピーしました