小学2年生をもつ方必見!防犯ブザーの電池切れていませんか?

先日、うちの小学校で「入学時にもらった防犯ブザーが鳴らない!」と話題になったんです。そこで、南大阪に住む小学1〜2年生の子をもつ親御さんにアンケート※1を取ってみました。
すると、220名中121名が防犯ブザーの電池が切れていると回答。なんと回答者のうち、およそ55%の防犯ブザーが鳴らなかったのです。これは、決して他人事ではありません。あなたの子どもの防犯ブザーも、もしかしたら…
いざというとき、鳴らなきゃ大変!
警察官時代、私は子どもを対象とした犯罪も多く見てきました。残念なことに「防犯ブザーが鳴らなかった」または「怖くて鳴らせなかった」と活用できなかった話もよく聞きます。そのうち、防犯ブザーが鳴らなかった多くの原因は電池切れなのです。アンケートでは、小学1年生はまだ電池切れは少なかったのですが、2年生になるとほとんどの人が電池切れになっていました。これは、新一年生入学時に配布された防犯ブザーを、付属していたテスト用電池のまま使っていることが原因であると考えています。
他には、内部が雨で錆びて壊れいたという話も聞きます。雨の日はどんより暗く犯罪が起きやすい状況でもあります。お子さんが通学するとき、防犯ブザーをレインコートの下に付けていませんか?いざという時にレインコートを脱いで鳴らすというそのひと手間が、万が一の事態になるかもしれません。過去の事件では、不審者が防犯ブザーを奪って川に投げ込むということもありました。不審者は、水中に投げれば防水機能がなければ壊れますし、水中では音が小さくなることを知っているのです。
防水機能は必須!
このような経験から、私は必ず「防水機能付き」の防犯ブザーをおすすめしています。声を大にして言い続けます!雨の日でもレインコートの外側に付けられるので、すぐに使えます。万が一、水に投げ込まれても鳴り続けるため、周囲の人に異常を知らせることができるのです。
刑事の経験から言えることですが、不審者は「すきを見つけて」行動します。特に雨の日は人通りが少なく、周囲の音も傘で遮られるため、犯罪が起きやすい環境になります。
おうちでできる防犯ブザーの点検方法
- 毎月1日は「ブザーの日」に決める
→お子さんと一緒に音を確認。音が小さい、かすれているときは要注意です。
→水をかけても大丈夫か確認(防水機能付きの場合) - ランドセルの付け方をチェック
→天候に関係なく、すぐに使えるよう外側に付けましょう
→レインコートを着ても使えるか確認 - 使い方の練習
→月1回、実際に鳴らす練習をしましょう
→雨の日を想定した練習も大切です
どうせ買うならこんな防犯ブザーにしよう
・完全防水設計(水深1メートルでも動作)
・音量が大きい(例:120デシベルは電車が通る時と同じくらいの大きさ)
・電池の持ちが良い(約2年)
・電池残量インジケーター付き
・耐衝撃設計
・持ちやすい大きさ
捜査時の経験から、防犯ブザーの音は「最低でも90デシベル以上」が望ましいと考えています。なぜなら、雨の日でも十分な音量が確保でき、周囲に異常を知らせることができるからです。
付属の説明書もお子さんと一緒に読んでみましょう。使うのはお子さんですから、使い方を理解してもらうことが大切です。そして、晴れの日も雨の日も想定して使い方を確認してください。
Amazonで手軽に買える防犯ブザーの一例をご紹介します。
さいごに
防犯ブザーは「命を守るための大切な味方」です。天候に関係なく、いつでもすぐに使える状態にしておくことが大切です。
お子さんの安全のため、今日から毎月の点検を習慣にしていただければうれしいです。
注釈※1 Instagram 泉州マミー ストーリーズにおける小学校1〜2年生の防犯ブザーの状況についてのアンケート結果(回答数220名)2024.10