おすすめグッズ

女性必見!護身グッズの重要性

ストーカー
bohan.mom

先日、アイドルのマネージャーさんから「一部の過激なファンが襲ってきたとき、どんな護身グッズがあればいい?」と相談を受けました。マネージャーさんは、女の子に常に付き添うわけにもいかず、プライベートで出かけるとき多少不安があると思います。護身グッズは、個人の安全をいち早く確保するためにとても重要なのです。各グッズにはその使用方法や法的な制限が存在するため、適切に使うために覚えておいて欲しいことを紹介します。

スタンガンについて

いきなりスタンガンの話!?と思うかもしれません。あまり馴染みのないスタンガンですが、これは電気を用いて相手の動きを封じる効果的で強そうな護身グッズと考えられがち。しかし実際には距離が近いときしか効果的に使えない点に注意が必要です。スタンガンは相手に直接触れなければ効果を発揮しないため、攻撃者が近距離に接近している場合にのみ有効です。スタンガンを相手に奪われたら…などリスクもあります。日本ではAmazonなどでも気軽に購入できますが、正当な理由なく持ち歩く際は、法に触れる場合もあり、注意が必要です。

特殊警棒について

特殊警棒は、その強度と効果的な護身能力から人気がありますが、一般の人が持つには違法な場合があります。軽犯罪法に基づき、正当な理由がなくて刃物、鉄棒その他人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた場合、罰則が適用される可能性があります。したがって、特殊警棒を持ち歩く前に、法的な確認をしなければなりません。

女性向けの護身グッズ

催涙スプレー

催涙スプレーは、女性向けの護身グッズとして非常に推奨されます。特に、液状タイプやリップスティック型の催涙スプレーは、持ち運びが簡単で、不審者に襲われた際に迅速に使用できるため、人気があります。催涙スプレーは顔面に噴射されると、長時間激しい痛みや涙、咳などを引き起こし、逃げるための時間を確保することができます。ただし、不審者以外の人に噴射しないように注意し、緊急時にのみ使用しましょう。

防犯ブザー

防犯ブザーは、声の代わりとなり、周囲に危険を知らせる効果的なツールです。小型で持ち運びやすく、夜間にライト機能が付いているものもあり、非常に便利です。防犯ブザーは、大きな音で不審者を威嚇し、周囲に助けを求めることができるため、女性の一人暮らしや通勤通学時の安全を確保するために推奨されます。

LEDライト付きアイテム

LEDライト付きのアイテム、特にフラッシュライト型スタンガンやタクティカルライトは、夜間の安全を確保するために非常に有効です。これらのライトは強力な光を放つため、不審者を威嚇し、夜道での足元を照らすことができます。さらに、フラッシュライト型スタンガンのように、ライト機能とスタンガンの機能が一体化しているものもあり、多機能性が魅力です。

タクティカルスティックペン

タクティカルスティックペンは、日常的に使用可能なペンとしての機能と同時に、緊急時には護身用の武器や工具としても活躍する強固なアイテムです。携帯性に優れており、家の鍵や車のカギにつけることも可能です。ペンの形状であるため、不審者にも気づかれにくく、いつでも持ち歩くことができます。ただし、使いこなすには経験と知識が必要な点に注意が必要です。

防犯グッズを選ぶ際のポイント

違法にならないか確認する

各グッズの法的な制限を確認することが重要です。特に、特殊警棒やスタンガンのようなアイテムは、正当な理由がなくて携帯することが禁止されている場合があります。客観的にみて、「護身のために持ち歩く」だけでは正当な理由に当てはまらないことが多いのです。実際に被害に遭う可能性があり、警察に相談ずみであるなどの明確な理由があれば所持を認められることもあります。

軽犯罪法1条2項には「正当な理由がなくて刃物、鉄棒その他人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた者」と記載があります。

持ち歩きやすいもの

持ち運びが簡単で、日常生活に溶け込むようなグッズを選ぶことが推奨されます。催涙スプレーや防犯ブザー、タクティカルスティックペンなどは、その携帯性と便利さから人気があります。タクティカルスティックペンも、正当な理由なく持ち歩くと法に抵触する場合もあります。

いざというときに使いやすいか

防犯グッズを活用できなければ持ち歩く意味がありません。購入前に操作方法を確認し、自宅で練習することが重要です。簡単に操作できるグッズを選ぶことで、緊急時の対応がスムーズになります。説明書を読まずに捨てないで、ちゃんと読んでみましょう(自戒を込めて😈)

まとめ

護身グッズは、個人安全を確保するために大切ですが、各グッズの特性と法的な制限を理解することが不可欠です。女性向けの護身グッズとして、催涙スプレー、防犯ブザー、LEDライト付きアイテムが推奨されます。また、タクティカルスティックペンは日常的にボールペンとして使用可能で、緊急時にも対応可能な多機能性を持つアイテムです。防犯グッズを選ぶ際には、法的な確認と持ち運びの便利さ、操作の簡易性を考慮しましょう!

ABOUT ME
かな
かな
元埼玉県警察官
小学生と幼稚園児の3人を育てる肝っ玉母ちゃん。
警察庁外国語技能検定の北京語上級。交番勤務時代には少年補導や保護者指導を経験。留置場の看守や刑事課での初動捜査ののち、県警本部で外国人の犯罪捜査に従事。
現在は企業や自治体の防犯セミナーに登壇。好きな音楽はGLAY、強火のオタクです。
記事URLをコピーしました