防犯コラム

海外旅行と防犯対策のポイント

旅行中の女性
bohan.mom

みなさん、こんにちは。もうすぐ年末!コロナ禍もすっかり過ぎた今、海外旅行をするかたが増えているようです。旅行で気をつけたい防犯対策について、基本中の基本っ!なポイントをお話ししたいと思います。今から旅行を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。

海外での防犯対策

海外旅行では、慣れない場所で気が緩みがちですが、防犯対策を怠ってはいけません。まず、リュックを後ろに背負ったまま歩くのは避けましょう。背後からスリに遭う危険性が高くなります。また、スマホを操作しながら歩くのも注意が必要です。周囲への警戒心が薄れ、犯罪者のターゲットになりやすいのです。アナログですが、ファスナーに南京錠や鈴をつけるのもスリ予防になります。リュックそのものを強奪されないよう対策もしましょう。

貴重品は分散して持ち歩き、人混みでは特に注意しましょう。現金やパスポートは、体に近い場所に収納するのが安全です。ズボンの後ろポケットに財布やスマホを入れるのは絶対にやめましょう。海外旅行保険に加入しておくことも忘れずに。

旅行中の家の防犯対策

旅行中の家の防犯対策もしっかりと。新聞や荷物の配達の停止ができることをご存知でしょうか。留守であることを悟られないようにしましょう。家の明かりをセンサーライトで自動的に点灯させるのも効果的です。数日間家を空けるのですから、近所の信頼できる方に、留守中の見回りを依頼するのもいいでしょう。

SNSでの情報公開に注意

特に家族全員で家を空けるのであれば、旅行前にSNSで出国の計画を公開するのは絶対に避けましょう。悪意を持った人物に狙われる可能性があります。過去にあなたが投稿した写真から自宅が特定されている可能性もあります。それと「親しい人だけの公開だから大丈夫」の考えは危険です。旅行中の写真は、リアルタイムではなく帰国後に投稿するのが賢明です。

年末の連休の旅行に対する注意喚起

年末の連休は、多くの人が旅行に出かける時期です。空港や観光地は混雑し、犯罪者にとってもターゲットになりやすい環境です。貴重品の管理には十分気を付け、家族や友人と一緒に行動するようにしましょう。また、旅行先の危険情報を事前にチェックしておくことも大切です。

海外旅行は楽しいものですが、防犯対策を怠ると大変な目に遭うこともあります。旅行先でもあまり開放的にならず、常に周囲への警戒心を持つことが大切です。安全に気を付けて、素敵な年末の連休を楽しんでくださいね!

ABOUT ME
かな
かな
元埼玉県警察官
小学生と幼稚園児の3人を育てる肝っ玉母ちゃん。
警察庁外国語技能検定の北京語上級。交番勤務時代には少年補導や保護者指導を経験。留置場の看守や刑事課での初動捜査ののち、県警本部で外国人の犯罪捜査に従事。
現在は企業や自治体の防犯セミナーに登壇。好きな音楽はGLAY、強火のオタクです。
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