子ども向け

子どもがいる家庭のための防災対策

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災害は予告なく訪れるため、子どもがいる家庭では事前の準備が特に重要です。ここでは、具体的な防災対策を紹介します。

1. 家族での避難計画を立てる

まず、家族全員で避難計画を立てましょう。家の出口や安全な集合場所を決め、子どもにも「ここに集まるよ」と分かりやすく伝えます。例えば、近所の公園や学校を目印にすると良いでしょう。地震や火事が起きた場合のシナリオを想定し、役割分担も決めておくと混乱が減ります。子どもが小さい場合は、抱っこ紐やベビーカーの準備も忘れずに。

2. 非常持ち出し袋の準備

次に、非常持ち出し袋を用意します。水や食料(3日分が目安)、着替えは基本ですが、子ども向けのアイテムも欠かせません。おむつ、ミルク、哺乳瓶、離乳食に加え、泣き止むためのお気に入りのおもちゃや絵本を入れると安心です。懐中電灯、予備電池、簡易トイレも入れておき、袋は玄関近くなどすぐ持ち出せる場所に置きましょう。

3. 子どもの安全を守る工夫

災害時に子どもが迷子になるのを防ぐため、名前や親の連絡先を書いたカードや腕章を用意してください。幼児には「知らない人に付いていかない」と教えるのも大切です。また、家の中では家具の固定やガラス飛散防止フィルムを貼るなど、ケガを防ぐ対策も進めておきましょう。

4. 防災訓練を習慣化

普段から防災訓練を取り入れると、いざという時に慌てず行動できます。「地震が来たら机の下に隠れる」「火事なら低い姿勢で逃げる」といったルールを子どもと一緒に練習しましょう。学校や保育園の避難訓練に合わせて家庭でも復習すると効果的です。

5. 地域のリスクを把握

最後に、地域のハザードマップを確認し、洪水や土砂災害の危険性を把握してください。避難所の場所やルートを家族で共有し、必要なら事前に歩いて確かめておくと安心です。

子どもを守るためには、大人が冷静でいることが何より重要。今から準備を始め、万が一に備えましょう。

ABOUT ME
かな
かな
元埼玉県警察官
小学生と幼稚園児の3人を育てる肝っ玉母ちゃん。
警察庁外国語技能検定の北京語上級。交番勤務時代には少年補導や保護者指導を経験。留置場の看守や刑事課での初動捜査ののち、県警本部で外国人の犯罪捜査に従事。
現在は企業や自治体の防犯セミナーに登壇。好きな音楽はGLAY、強火のオタクです。
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