涼しい夜、窓を開けたまま寝ていませんか? 秋の換気と防犯3つの約束
朝晩が涼しくなり、窓を開けて過ごしやすい季節になりました。エアコンを止めて自然の風を入れたい一方で、「家にいるから大丈夫」「少しの間だけだから」と、窓を開けたまま別の部屋へ移動していませんか。
大阪府警は、在宅時の施錠と就寝前の戸締まり確認を呼びかけています。秋の換気をやめる必要はありません。開ける時間と場所を家族で決めるだけでも、うっかりを減らせます。
「在宅中」と「安全」は同じではありません
リビングに家族がいても、入浴中や料理中、子どもの寝かしつけ中は、窓の近くに目が届かない時間が生まれます。大阪府警も、就寝中に鍵の掛かっていない玄関、ベランダのガラス戸、窓などから侵入されるケースがあるとして、就寝前の戸締まり確認を勧めています。
「家に誰かいるから」ではなく、「窓が見える場所に大人がいるか」で判断するのが実用的です。換気中にその部屋を離れるなら、短時間でも一度閉めて鍵を掛けましょう。
秋の窓開け、防犯の3つの約束
1.開けるのは「大人の目が届く窓」だけ
換気する窓を家中すべてに広げず、家族が過ごす部屋の窓に絞ります。入浴、ゴミ出し、送迎などで目を離すときは、いったん閉めて施錠。「すぐ戻る」は、鍵を省く理由にしないと決めておくと迷いません。
2.寝る前は、担当を決めず全員で声掛け
「誰かが閉めたはず」を防ぐには、最後に寝る人だけへ任せきりにしないことです。「窓よし、玄関よし」と声に出す、スマホの就寝アラーム名を「戸締まり確認」にする、子どもには自分の部屋の窓を大人と一緒に確認してもらう。続けやすい方法を一つ選びましょう。
3.クレセントだけで安心しない
引き違い窓の中央にある半月形の金具は「クレセント」と呼ばれます。大阪府警は、これは本来、窓の気密性を高めるための締まり金具で、防犯性能は期待できないと説明しています。窓の上部や下部に補助錠を加えると、侵入までの時間をかけさせる対策になります。
ただし、補助錠を付けたから窓を開けたまま眠ってよい、という意味ではありません。まず閉めて施錠し、そのうえで補助錠を使う「二重の備え」と考えましょう。賃貸住宅では、取り付け方法や原状回復について管理会社・大家さんへ確認すると安心です。
今夜は「窓を一周」してみよう
今日できることは、家族で家の窓を一周し、閉まりにくい窓、鍵が緩い窓、補助錠を追加したい窓を見つけることです。ベランダや2階も含め、普段あまり使わない窓まで確認します。
防犯対策は、被害に遭わない責任を住む人へ押しつけるものではありません。悪いのは侵入する側です。そのうえで、家族の「つい開けっぱなし」を責めるのではなく、誰でも続けられる仕組みに変えていきましょう。涼しい風を楽しむ時間と、窓を閉める時間。その境目を決めることが、秋の防犯の第一歩です。
出典
- 大阪府警察「錠前・ガラス・防犯機器について(防犯機器の紹介)」(ページ更新日の記載は確認できず/2026年9月29日確認)
- 大阪府警察「性犯罪の被害にあわないために」(ページ更新日の記載は確認できず/2026年9月29日確認)