退会したから関係ない? タイムズカー情報漏えいで家族が確認したい3つのこと
「前に使っていたけれど、もう退会したから大丈夫」。家族のお出かけで利用したカーシェアの情報漏えいを、そう受け止めていませんか。今回は、現在の会員だけでなく、過去に利用・申し込みをした人も公式案内を確認しておきたい事案です。
10月6日の更新で、何が加わった?
タイムズモビリティは2026年10月6日、タイムズカーへの不正アクセスに関するFAQを更新しました。運転免許証画像を使う本人確認の説明と、認証コードや暗証番号を聞き出す連絡への注意が追加されています。不正アクセスの検知日は9月25日で、10月6日は新たな発生の日ではありません。
同社の第2報では、退会者や入会未完了の申込者も対象に含まれています。第3報で示された本人確認書類の漏えいは約160万アカウント。全員の同じ書類が漏れたという意味ではなく、自分についての詳細は個別案内で確認する必要があります。
1.退会済みなら、公式サイトから確認する
FAQでは、退会済みの人にも10月1日から順次案内していると説明しています。以前の連絡先が使えない場合もあるため、「メールが来ないから対象外」とは判断できません。
心当たりがあれば、公式のお知らせから問い合わせフォームへ進み、退会済み会員向けの項目を選びます。突然届いたSMSのリンクから個人情報を入力するのではなく、以前から使っているブックマークなどから開き直しましょう。家族にも、過去に申し込んだことがないか一度確認してみてください。
2.「漏えい対応です」と言われても、その場で渡さない
警察庁は、情報漏えいや不正アクセスを口実に、偽サイトへ急いでログインさせる手口を案内しています。これは一般的な注意喚起で、今回その被害が起きたと断定するものではありません。
例えば「安全確認のため、SMSに届いた数字を教えて」と言われても、いったん止めること。タイムズ側も、電話やメールで認証コード、パスワード、免許証やマイナンバーカードの暗証番号を尋ねることはないと明示しています。
家族で決めるなら、「急な連絡では操作を止め、公式窓口に自分から確認する」の一つで十分です。相手の会社名やメールの見た目だけで判断せず、折り返す先も公式案内から確かめます。
3.免許証画像の漏えいと、不正利用の発生を分けて考える
10月6日追加のFAQは、金融機関などのオンライン本人確認では、書類画像に加えて本人の顔画像との照合などが使われると説明しています。一方、不正な申し込みや他の情報と組み合わせた悪用の可能性を、完全には否定していません。
「画像があれば何でも契約できる」「絶対に悪用されない」のどちらとも言い切らず、身に覚えのない契約通知や請求に気づいたら、記載された事業者の公式窓口で確認しましょう。
もし偽サイトに入力してしまったら
パスワードを入力した場合は、本物のサービスから変更し、同じものを使っている他のサービスも変更します。カード情報を渡した場合はカード会社へ、被害が生じた場合は警察にも相談してください。受信した連絡や操作した日時は、相談時に説明できるよう残します。
忙しい毎日の中で、すべての連絡を見抜くのは簡単ではありません。家族を責めるより、迷った画面を見せ合えることが大切です。今日できる一歩は、利用歴を確認し、公式のお知らせを家族と一緒に読むことです。
出典・確認日
タイムズモビリティ「タイムズカーWebサイトへの不正アクセスに関するご質問と回答」(PDF)。2026年10月1日公表、10月6日最終更新。Q9・Q10は10月6日追加。対象は本不正アクセス事案。
タイムズカー「調査結果および今後の対応について(第2報)」。2026年9月28日公表、10月1日更新。不正アクセス検知は9月25日9時07分。対象者の範囲を確認。
タイムズカー「調査結果および今後の対応について(第3報)」。2026年9月29日公表、10月1日更新。本人確認書類が漏えいした約160万アカウントは同発表時点の確認数。漏えい全体の発生期間を示すものではありません。
警察庁「フィッシング対策」。公表・更新日の明示は確認できず。特定の事件や期間に限定しない常設の予防・被害対応案内。
確認日:2026年10月7日。個別事案は事業者が公表した一次情報に基づきます。調査・案内は更新されることがあるため、最新情報は公式ページをご確認ください。
アイキャッチはAI生成のイメージです。実際の漏えい資料や被害現場ではありません。