そのアプリ、権限を許可して大丈夫? Androidの不正アプリに家族で備える
「ポイントがたまる」「ペットと会話できる」。楽しそうなアプリでも、名前や広告だけでは安全かどうか分かりません。広島県警は、2026年10月13日掲載の注意喚起ページで、Android端末を遠隔操作する不正アプリへの警戒を呼びかけています。
10月の資料には、ポイ活・ペット会話・フリマなどのアプリを装う例が示されています。端末を操作され、銀行口座から不正送金される被害や、入力情報が盗まれる危険があるという内容です。特定ジャンルのアプリがすべて危険という意味ではありません。
1.入れる前に、広告からいったん離れる
メールやSMSで届いた「ポイントを受け取るには、このアプリを」という案内を、そのまま進めないことが第一歩です。北海道銀行も、ポイント受取やセキュリティ強化を口実に、不審なアプリを入れさせる手口を注意喚起しています。
家庭では、案内のリンクから入れず、公式ストアを自分で開いて提供元を確認する習慣を。使いたいサービスの公式サイトでも、案内されているアプリと一致するか確かめます。見覚えのあるアイコンだけで判断せず、確認できなければ保留にしましょう。
2.「許可して」と出たら、用途を確かめる
アプリを入れた後も、表示される許可を次々に押す前に、「この機能に、なぜこの権限が必要なの?」と立ち止まってください。説明が分からないまま設定変更を求められたら、いったん中断して相談する、という約束が役立ちます。
県警の資料は、心当たりのないVPN設定や、「ユーザー補助」で有効になっているアプリ、インストール元の確認を挙げています。ただし、ユーザー補助は読み上げなどにも使う正規の機能です。オンになっているだけで不正と決めつけず、必要な支援機能を一律に切らないでください。
設定名や画面は機種・OSで異なります。家族の端末を確認するときも、本人に説明し、どのアプリを何のために使っているか一緒に見直しましょう。設定一覧だけで安全を断定することもできません。
3.おかしいと思ったら、通信を止めて相談
見覚えのないアプリや、いつもと違う銀行の入力画面に気づいたら、その端末で操作を続けないことが大切です。県警は、不正アプリが疑われる場合、まず機内モードにしてWi-Fiもオフにするよう案内しています。
銀行を使っている端末なら、別の信頼できる電話・端末から利用銀行へ連絡し、対応を相談してください。不安だからと、そのスマホで残高確認やパスワード入力を急がないようにします。身に覚えのない送金・請求があれば、警察にも相談しましょう。
家族で決めたいのは、「入れてしまっても怒らず、早く相談する」というルールです。「どうして押したの」より「今、一緒に止めよう」。責めずに話せる関係が、被害を広げない行動につながります。
出典・確認日
広島県警察「注意喚起情報」(一覧ページ掲載日:2026年10月13日)/「Android端末を遠隔操作する不正アプリに注意!」(PDF)(資料表記:令和8年10月)。対象:Android端末の不正アプリ被害と対策。個別事件の発生日、集計対象期間、被害件数は記載されていません。
北海道銀行「偽アプリのインストールによる銀行アプリの乗っ取り事案にご注意ください」(最終更新日:2026年9月17日。初回公表日・集計対象期間の記載なし)。
Google「Android ユーザー補助機能の概要」(公表日・更新日の表示なし。機能説明であり、統計対象期間なし)。
相談先:警察庁「サイバー事案に関する通報等のオンライン受付窓口」。
各出典の確認日:2026年10月16日。家庭での声かけや確認の進め方は、上記資料を踏まえた本記事の提案です。