防犯コラム

秋のお出かけ、車内にバッグを残していませんか? 車上ねらいを防ぐ3つの習慣

秋の行楽地の駐車場に停まる車。閉じた窓越しに、荷物を残していない空の車内が見えるイメージ画像。
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秋の行楽シーズン。公園や道の駅で「少し見るだけだから」と、車内にバッグを残していませんか。ドアをロックしていても、外から荷物が見える状態は安心とはいえません。

大阪府警によると、2025年中の大阪府内の車上ねらいは3,137件で、前年より73件増えました。約33%は駐車場・駐輪場で発生し、最も多い被害品はバッグ・財布類の1,494件です。車だけでなく、自転車の前かごから荷物を盗まれる被害も「車上ねらい」に含まれます。

「見えないように置く」だけでは足りない

上着やタオルをかけて荷物を隠す方法は、確実な対策ではありません。「何かを隠している」と思われる可能性もあります。財布やスマホだけ取り出し、空のバッグを残すのも避けたいところです。外から中身は分からないからです。

車を離れるときは、短時間でも車内を空にする。これが基本です。買い物の途中で荷物が増えたときも、次の店へ入る前に車内へ積みっぱなしにしないよう、家族で役割を決めておきましょう。

今日からできる3つの習慣

1.降りる前に、座席と足元を一周確認する
後部座席、助手席の足元、ドアポケット、自転車の前かごまで確認します。子どものリュックやゲーム機、買った商品も対象です。「貴重品ではないから大丈夫」と思わず、外から見える物を残さないことが大切です。

2.ほんの数分でも、窓を閉めて施錠する
トイレ、送迎、荷物の受け取りなど、短い用事でも同じです。警視庁は、無施錠の配達車や、窓を開けたままの車からバッグや財布が盗まれた事例を紹介しています。エンジンをかけたまま車を離れることもやめましょう。

3.降りてから「車内からっぽ」を声に出す
運転者だけに任せず、家族全員の合言葉にします。「スマホは?」「後ろの荷物は?」と確認すると、忘れ物対策にもなります。子どもには荷物番をさせず、一緒に持って移動しましょう。

トランクなら絶対安全、とは言い切れない

座席より外から見えにくいトランクも、万能な保管庫ではありません。旅行中の大きな荷物など、どうしても車に残す場合は、目的地に着いてから人目のある場所で移し替えるのではなく、出発前に収納しておきます。明るく見通しがよく、管理された駐車場を選ぶことも一つの対策です。

ただし、どれだけ注意しても被害を完全に防げるとは限りません。被害に遭った人を「置いたほうが悪い」と責めるのは違います。防犯は、被害に遭う可能性を少しでも下げるための準備です。

被害に気づいたら、車内に触れる前に110番

ガラスが割れている、物が動かされているなどの異変に気づいたら、むやみに車内へ入らず、安全な場所から110番します。犯人らしき人を見かけても、追いかけたり問い詰めたりしないでください。

盗まれたカードやスマホがあれば、警察への通報と並行して、カード会社や通信会社にも連絡します。被害品、最後に確認した時刻、駐車場所を分かる範囲で整理しておくと伝えやすくなります。

「短時間だから」ではなく、「離れるなら空っぽ」。秋のお出かけ前に、家族の習慣にしておきましょう。

出典・確認情報

・大阪府警察「車上ねらい」
対象期間:2025年1月〜12月。認知件数、発生場所、主な被害品、防犯対策を2026年10月4日に確認。ページ上に公表・更新日の記載はありません。

・大阪府警察「自動車関連犯罪の被害に遭わないために」
「自動車盗難防止ガイド 2026年大阪府版」と、車上ねらい対策を2026年10月4日に確認。ページ上に公表・更新日の記載はありません。

・警視庁「『車上ねらい』の防犯対策」
無施錠の車や、窓を開けた車、自転車の前かごから盗まれた事例を2026年10月4日に確認。ページ上に公表・更新日の記載はありません。

アイキャッチはAI生成のイメージ画像です。実際の被害現場ではありません。

ABOUT ME
かな
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元埼玉県警察官
小学生と幼稚園児の3人を育てる肝っ玉母ちゃん。
警察庁外国語技能検定の北京語上級。交番勤務時代には少年補導や保護者指導を経験。留置場の看守や刑事課での初動捜査ののち、県警本部で外国人の犯罪捜査に従事。
現在は企業や自治体の防犯セミナーに登壇。好きな音楽はGLAY、強火のオタクです。
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