お出かけ先でスマホがない! 不正利用に備えて家族で準備したい3つのこと
紅葉を見に出かけたり、家族で買い物を楽しんだりする休日。写真も地図も支払いも、スマホ一台で済ませていると、見当たらなくなったときに困ることが重なります。探し方だけでなく、中の情報や決済を守る備えも、出発前に確認しておきませんか。
デジタル庁は、紛失・盗難時の第三者による不正利用を防ぐため、画面ロックを設定するよう案内しています。今回は公的な基本対策をもとにした季節の実用記事です。秋に被害が増えていると示す統計や、新たな事件を伝えるものではありません。
1.画面ロックを、実際に確かめる
まず、いったん画面を消し、再び操作するときに認証が必要になるか確認します。設定したつもりでも、普段の使い方ではロックがかかっていないことがないか、家族それぞれの端末で見てみましょう。機種によって設定や動作は異なります。
子どもの端末を確認する場合も、「中のやり取りを全部見せて」ではなく、「なくしたときに、知らない人が使えないか一緒に確認しよう」と目的を伝えます。家族で備えるために、全員のパスワードを同じにしたり、端末のケースへ書いたりする必要はありません。
2.連絡先を、なくすスマホの外にも
相談窓口をスマホに保存していても、その端末がなければ見られません。契約している携帯電話会社、紛失時の公式窓口、家族の連絡先を、紙や別の端末でも確認できるようにしておきましょう。パスワードをそのメモに一緒に書くのは避けます。
例えば出発前に、大人同士で「私のスマホがなくなったら、あなたの端末でこの公式ページを見る」と確認します。一人で子どもを連れて出かける日なら、小さな連絡先メモを財布などに分けて持つ方法もあります。
遠隔で位置を確認したりロックしたりする機能も、今の機種で利用するための条件を公式案内で確認しておくと安心です。なくした後に初めて設定できるとは限りません。試す際に、データの消去やアカウントの削除まで実行しないよう、操作内容を確かめてください。
3.「探す」と「利用を止める」を分けて考える
見つからないときは、立ち寄った施設や交通機関へ確認し、警察署・交番にも届け出ます。同時に、不正利用を防ぐための手続きを携帯電話会社へ相談しましょう。探し続けるだけで、対応を後回しにしないことが大切です。
回線停止と、決済サービスの利用停止は同じ手続きとは限りません。KDDIの案内も、回線、au ID、決済などの対応を分けています。自分が利用するサービスの公式窓口で、何が止まり、何が別途必要かを確認してください。
また、回線を止めると位置確認に影響する場合があります。KDDIは停止前に「探す」機能を使うよう案内していますが、方法や条件は端末・契約によって違います。自己判断で順番を決めず、公式手順に沿って進めましょう。
責める前に、安全と必要な手続きを
家族が「スマホがない」と言ったら、まず子どもを含めて安全な場所へ。「最後に使ったのはいつ?」と一緒に整理し、機種や色、ケースの特徴、利用した場所をメモします。盗難が疑われる場合も、自分で相手を探して取り返そうとせず、警察に相談してください。
「ちゃんと持っていたはずなのに」と落ち込んでいるときに、責められると相談が遅れがちです。「まず連絡先を見よう」と、次の一歩を一緒に。スマホを守る設定と、なくしても助けを求められる準備を、家族でそろえておきましょう。
出典・確認日
- デジタル庁「サイバーセキュリティ対策 デジタル庁編」。公開日2026年2月24日、最終更新日2026年4月7日。画面ロックの基本対策を参照。
- IPA「スマホを落とした!」。公表・更新日の記載は確認できず、2026年11月8日確認。ロックと紛失時の相談を参照。
- KDDI/au「スマートフォン/携帯電話/タブレットを紛失した場合の対処方法を知りたい」。参照した「はじめに行うこと」は2026年8月4日更新、決済に関する項目は2025年11月6日更新。契約先によって手続きは異なります。
確認日:2026年11月8日。いずれも継続的な対策・手続きの案内で、統計の対象期間や特定事件の発生日はありません。家庭の声かけ・メモ・役割分担は本記事の実践提案です。