コーチ逮捕後に追加相談。保護者説明会で確認したい5つのこと
子どもの習い事で問題が起きたとき、保護者説明会では何を聞けばよいのでしょうか。謝罪や経緯の説明を聞くだけで終わらせず、再発防止の仕組みまで確かめることが大切です。
10月5日に分かった新しい事実
静岡県内のスイミングスクールで、指導中の小学生女児にわいせつな行為をした疑いで、コーチの男が9月28日に逮捕されたと報じられています。逮捕容疑となった行為は2025年6月下旬ごろの疑いで、2026年7月に保護者が警察へ相談したことをきっかけに捜査が進んだとされています。
10月5日には、逮捕に至った事案とは別に、同様の被害相談が少なくとも2件、警察に寄せられていると地元テレビ局が報じました。また、牧之原市教育委員会によると、男は市立中学校の水泳授業を7月6日から9月25日までに計4回担当しており、市は10月6日に保護者説明会を開くとしています。10月5日時点で、その授業について生徒や保護者から学校への被害相談はないとのことです。
いずれも捜査中の情報です。追加相談の内容や事実関係は確定しておらず、報道以上の推測はできません。一方で今回の更新は、個人の疑いだけでなく、外部施設や指導者に子どもを預ける側の確認体制を考える材料になります。
説明会で確認したい5つのこと
- 誰が、いつ、どこで指導したか
担当日、指導場所、補助者の有無、子どもと一対一になる場面があったかを確認します。 - 身体に触れる指導のルール
安全確保やフォーム補助で接触が必要な場合、事前にどう説明し、子どもが嫌だと言える方法を決めていたかを聞きます。 - 見守りと死角への対策
プールサイド、移動、待機場所などを複数の大人で確認できる体制だったかを確かめます。更衣室は撮影ではなく、入退室管理や複数対応などプライバシーを守る方法が必要です。 - 子どもが直接相談できる窓口
担当コーチ以外の職員、学校、保護者など、複数の相談先が示されていたかを確認します。 - 委託先を点検する仕組み
採用時の確認だけでなく、研修、苦情共有、学校への報告、問題発生後の第三者を交えた検証がどう行われるかを聞きます。
子どもへの確認は、誘導しない
心配でも「先生に触られなかった?」と答えを示す聞き方や、同じ質問を何度も繰り返すことは避けましょう。「授業で気になったことはあった?」「嫌だったことはある?」と短く尋ね、話したくない様子なら無理に続けません。子どもの言葉は言い換えず、日時とともにメモします。
相談がないことは、被害がなかった証明でも、あった証明でもありません。子どもがすぐ言葉にできないこともあります。急な行き渋り、特定の大人への強い拒否、体調や睡眠の変化などが続く場合は、責めずに専門窓口へ相談してください。
家庭での最初の受け止め方は、公開中の「習い事で子どもが『嫌だった』と話したら。親が守りたい3つの対応」でも整理しています。
迷ったときの相談先
緊急の危険がある場合は110番へ。性犯罪被害相談電話「#8103」は各都道府県警察の窓口につながります。医療や心理、法律面を含む支援は、性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター「#8891」で相談できます。確信ができてからではなく、「気になる段階」で相談して構いません。
出典・確認事項
- 静岡朝日テレビ「同様の被害の相談が少なくとも2件…」(2026年10月5日公表。報道による情報)
- 静岡放送「小学生女児へのわいせつ容疑で…市が保護者説明会開催へ」(2026年10月5日公表。逮捕は9月28日、学校での指導期間は7月6日〜9月25日と報道)
- 警察庁「性的な被害」(2026年10月5日確認)
- 内閣府「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター」(2026年10月5日確認)