防犯コラム

「再起動はあとで」のまま? 家族のWindowsを今確認したい理由

電源につないだ家庭のノートパソコンに、更新中を表すマークが表示されているイメージ。
bohan.mom

学校の書類を印刷したあと、パソコンに「再起動が必要です」と表示された。忙しくて「あとで」を選び、そのまま何日も過ぎていませんか。家計管理や買い物にも使う一台だからこそ、更新を終えるところまで確かめておきたいものです。

2026年10月14日、IPAはMicrosoft製品のセキュリティ更新について注意を呼びかけました。家族のパソコンを今見直すきっかけにしましょう。

10月14日、IPAが早急な更新を呼びかけ

今回の更新には、Microsoftがすでに悪用を確認した弱点への修正が含まれます。IPAは、被害の拡大を防ぐため、更新プログラムを至急適用するよう案内しています。

ただし、この発表だけで「うちのパソコンも侵入された」と判断することはできません。弱点が公表されたことと、手元の端末で被害が起きたことは別です。まずは落ち着いて、正規の設定画面から更新状況を確認しましょう。

広告ではなく、パソコンの「設定」から

Windows 11では、スタートメニューから「設定」を開き、「Windows Update」で確認できます。ウェブ広告に出た「修復してください」などのボタンを入口にする必要はありません。

作業中の文書は保存し、家族が使っていないか一声かけてから進めましょう。ノートパソコンは電源につなぎ、時間に余裕があるときに行います。「子どもの提出物を作っている途中だった」という行き違いも防げます。

学校や勤務先から借りている端末は、管理者が更新方法を決めている場合があります。設定を無理に変更せず、学校や担当部署に確認してください。

「自動更新だから大丈夫」で終わらせない

更新は通常、自動でダウンロード・インストールされますが、適用に再起動が必要な場合があります。「自動更新を有効にした」と「必要な更新が完了した」は、必ずしも同じではありません。

再起動待ちなら、保存を済ませて画面の案内に従います。終わったら、もう一度Windows Updateを開いて、保留やエラーが残っていないか確認しましょう。エラーが続く場合は表示内容を控え、Microsoftやパソコンメーカーの公式サポートを利用します。

急いでいるときは、対応できる時間を家族で具体的に決めておくのも一案です。「いつか」ではなく「今日の夕食後に確認」と決めると、置き去りになりにくくなります。

家族の「たまに使う一台」も確認しよう

毎日使うパソコンだけでなく、月に一度しか開かない一台も確認の対象です。「誰かがやっているはず」にならないよう、確認する人を決めておきましょう。

古いWindowsでは、利用中のバージョンがサポート対象かどうかも公式情報で確かめる必要があります。更新画面に何も出ないことだけで、安全とは言い切れません。

更新は大切な備えですが、詐欺メールや偽サイトをすべて防ぐものではありません。不審な案内からログインしない習慣と組み合わせて、家族の情報を守っていきましょう。

出典・確認日

出典確認日:2026年10月22日

ABOUT ME
かな
かな
元埼玉県警察官
小学生と幼稚園児の3人を育てる肝っ玉母ちゃん。
警察庁外国語技能検定の北京語上級。交番勤務時代には少年補導や保護者指導を経験。留置場の看守や刑事課での初動捜査ののち、県警本部で外国人の犯罪捜査に従事。
現在は企業や自治体の防犯セミナーに登壇。好きな音楽はGLAY、強火のオタクです。
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